さくらインターネットの一連の不正アクセス・情報漏洩問題は、同社が提供するインフラサービス「さくらのレンタルサーバ」と、顧客の契約情報を管理する「販売管理システム」の2つにおいて、最大136万超のアカウント情報に影響が及んだ大規模なセキュリティインシデントです。
2026年8月に発覚し、同年9月10日に外部の専門機関を交えた詳細な調査が完了しました。本問題の経緯、被害規模、原因および対策について詳しく解説します。
本インシデントは、大きく2つの事象に分かれています。同社の調査により、データの外部持ち出しや情報の不正利用といった二次被害は現時点で確認されていません。また、クレジットカード情報は同社に保存されていないため、流出の恐れはありません。
被害の詳細は、「さくらのレンタルサーバ」が951アカウント(ファイルや初期パスワードなど)、「販売管理システム」が1,360,563アカウント(会員情報や一部のハッシュ化パスワードなど)に及びました。VPSやクラウド環境への不正アクセスは確認されていません。
2026年8月9日
レンタルサーバの異常検知・調査開始。
2026年8月17日
レンタルサーバにおける583アカウントへの不正ログイン等を第一報として公表。
2026年8月19日
販売管理システムへの不正アクセスの可能性(最大約136万件)が浮上。
2026年8月31日
初期パスワードの強制変更を実施。
2026年9月10日
調査完了。影響数の確定と、侵入時期(2023年4月〜2026年3月)を発表。
検知は2026年8月であったものの、不正アクセスは2023年4月から始まっており、長期にわたり気づけなかった。
利用中の場合は、さくらインターネットのサービスのパスワード変更や不審な履歴の確認をお勧めします。通知メールの有無や利用サービスをお知らせいただければ、個別に対応をご案内します。